理想の女性像について

これ、実は私の中でかなり幼い頃から方向性が決まってた。

ディズニーランドのトゥーンタウンエリアにさ、ロジャーラビットっていうウサギいるじゃん。そう、あの車でグルグル回ってるヤツ。

そいつの奥さんのジェシカラビットっていうキャラがいるんだけど間違いなく私にとっての女性像は彼女が原点。とりあえず見れば分かる。THE・お色気キャラ。めっちゃファビュラスですわね、お姉様。セクシーで男性を手玉にとる魔性の女。でも旦那はウサギでとっても一途。

彼女によって私の日本のロリ…少女的可愛さへの興味は潰えたと言っても過言ではない。

 

みんな大好きプリキュアでも青キュアや紫キュアにありがちな所謂お姉さんキャラを絶対好きになってたし、実際今でもそう。いやまだ観てるんかい。姪っ子と一緒にね。私からしてみればあざとい黄色や元気なピンクの魅力が正直よく分からない。ちょっと転んだぐらいですぐ涙目になるんじゃないすぐ立て。テストで赤点とって居残りさせられるくらいなら事前にちゃんと勉強しろボケ。

 

少女漫画もそうだ。ドジで馬鹿みたいに正直で都合良くイケメンに助けてもらう主人公より、どこまでも打算的で美人で意地の悪いライバルの女の子が好きだった。

なぜ彼女たちは報われない?

あまりにも捻くれている自分が悪いのか?

私達読者は知る由も無いが彼女達だって相当努力してきたはず。突如として現れた女に長年片思いしていた相手を取られる?いやいや、そんなのあんまりだ。主人公よりも早く王子様に出会って恋した子だって沢山いるのに。

それでも彼女達が選ばれないのはきっと完璧過ぎるからだ、と私は思う。女性は隙がある方がモテるとはよく耳にするが、悔しいけどその通り。はーくだらねぇ。

 

最近の芸能人はあえてみんなの前で仮面を外すことで人々から支持を得ようとしている人が増えた。

例えば、フリーアナウンサー田中みな実さん。美容やファッション雑誌で彼女を見る機会が増えてきているが、多分本来の性格はめちゃくちゃストイックなんだと思う。でなければ、あんな突き抜けたぶりっ子キャラをやろうとは思わない。もちろんそれだけの素質はあるだろうけども、単にぶりっ子キャラを押し通せば正直同性人気を得るのは難しいと思う。基本的に人は異性に媚びを売るような同性に対してある種の嫌悪感のようなものを抱きがちだからだ。だってみっともないし真似しようと思ってもすぐに出来ないよね。主にプライドが邪魔して。

では、なぜ彼女は人気なのか?それは彼女から垣間見える美容に対するストイックな姿勢が関係しているのではないかと私は考える。要するにマジシャンの種明かしに近い。これが大事。

しかも彼女の場合割と包み隠さない。おススメのコスメとかすっごい教えてくれる。これ女性にとってはありがたいよね、もしかしたら私も田中みな実になれるかも…とはまではいかないが美容に詳しい田中みな実がおススメしてるなら買っといて間違いないだろみたいな謎の信憑性がある。そして実際商品がめちゃくちゃ良いらしい。これは素直にスゲェ。@コスメより断然使える。

ここからが私の言いたい事。つまり個人的な意見。前置き長すぎだよ、いい加減にして。

まぁ自分はそれを含めて正直彼女があんまり好きじゃない。尊敬はできるけど。

これ多分ね、元の価値観が違うわけではなくてそこから導き出された答えが真逆なのよ。

田中みな実さんは「今振る舞っている姿がたとえ全て嘘だとしても、女は可愛いらしい方が良い」この考えは結構好き。まぁ私が勝手に解釈したんだけど。似たような事をTwitterで誰か言ってた気がする。知らんけど。これに関しては、みんなに振る舞っている姿が嘘だとしても、の文まで同意。でも後半は異議あり。私の好きな女というか理想は、元からその美貌をその魅力を当たり前に持っているかのように澄ましして堂々とランウェイのド真ん中歩いてるような女性。でも、彼女の理想はおそらく違う。彼女の理想は、男性及びみんな愛されて可愛がられる女性。正直体感として今の日本だとこっちに憧れる人の方が多いんじゃないかな。要するに理想像が真逆。だから好きじゃない、というよりかは相容れない。理解できるけど共感は絶対に出来ない。大体そんな感じ。

じゃあお前は理想を体現する努力してんのかよ?と聞かれるとまぁぼちぼちしてるよくらいは言える。でも時々しんどくなる。だって明らかに少数派な気がするもん。所謂ロールモデルになるような女が身の回りはおろか芸能界にすらいない。私が知らないだけ?というかいてもあんまり参考にしないかも。おい。

強いて言うなら、デレステ速水奏ちゃんの考えが近いかもしれないと勝手に思っている。pretty lairのコミュが本当に好き。何より共感の嵐すぎるよ。ありがとうライター。レイジーレイジーも良いよね。何の話だっけ。

彼女達の言葉を借りるなら「退屈な現実よりも、楽しいウソを」

正直私の女性としての価値観はこれに尽きると言っても良い。私は綺麗なものに憧れる。それがたとえ幻だとしても私はその仮面を簡単に脱ぎ捨てたりしたくない。隙を見せたりしたくない。その嘘の仮面こそが私の理想。私がなりたい私なのだから。それ以上は誰も踏み入れさせない。いや、我ながら中々生きづらい性格。だって仮面を剥ぎ取られた自分自身の価値を未だによく見出せていない。